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社会的責任(CSR)に関する行動規範


1.法令遵守と誠実な事業運営

1-1 法令遵守
・法令や社会規範を正しく理解し、遵守するとともに、社会から不信を招く行為は行いません。
・特に、道路交通に関する法令や社会規範については、これを正しく理解し、遵守するとともに、社会の模範となるような行動に努めます。

1-2 通報者に対する報復の禁止
・国内外の法令や協会規程等の違反又は違反の疑いを知った場合には、直ちに協会に報告します。
・退職者や取引先等から協会の法令違反等に関する通報、問合せ、相談等があった場合には、誠実に対応します。
・職員から法令や協会規程等の違反等の報告、問合せ、相談があった場合には、当該職員の権利を保護し、また、当該従業員に対して不利益な取り扱いはしません。

1-3 工事・物品等における適正な履行
・定められた協会規程や方針、締結した契約等の把握と理解に努め、それに基づき責任を持って公正に事業運営を行います。
・関係法令や協会規程等に従って、適正な会計・税務処理を行い、有効な内部牽制の構築に努めます。
・業務の有効性・効率性、財務報告の信頼性、法令遵守、資産の保全などを目的として、内部統制の整備・運用を実践します。


2.環境保全への取組み

2-1 排出する温室効果ガスの削減
・自転車安全教育の普及、自転車活用推進官民連携協議会への参加などを通じて温室効果ガスを排出しない自転車の活用推進に努めます。
・事業の実施に当たっては、環境により良い自動車の使用、ノンフロン冷媒の冷蔵庫の使用などにより、温室効果ガス排出量の削減に努めます。

2-2 省エネ・省資源・3Rの推進
・照明機器のLED化、業務による自動車利用におけるエコドライブの推進などにより、省エネルギーの推進に努めます。
・省資源や3R(Reduce〔廃棄物の発生抑制〕・Reuse〔再使用〕・Recycle〔再生利用〕)による廃棄物の削減に取り組み、なお残る廃棄物については分別回収ボックスの適正配置等によりごみの分別を徹底します。
・交通安全教育シミュレータには市販のPCやモニター等を活用し、再生利用しやすい製品とします。
・機材レンタルなどの輸送用の包装資材については、機材の大きさに合わせて作成したプラダンを採用して複数回の再使用に努めます。
・事務所等においては節水に努めます。

2-3 廃棄物処理
・各種環境法令等に基づき、廃棄物を適切に処理します。

2-4 資源の保全への配慮
・事務所で使用するコピー用紙の購入に当たって森林認証用紙を採用するなど、資源の保全に配慮した原材料を使用します。


3.人権の尊重

3-1 国際的人権基準の遵守・尊重
・世界人権宣言等の人権に関する国際的な基準を遵守・尊重し、一人ひとりの人権を尊重します。

3-2 差別・ハラスメントの禁止
・一人ひとりの人権や多様な価値観・人格・個性を尊重し、人種・宗教・性別・障害の有無等による不当な差別行為は一切行いません。
・ハラスメント(セクシュアルハラスメントやパワーハラスメント等)と誤解されるおそれのある行為は行わず、また、ハラスメントを許しません。

3-3 女性の権利尊重
・女性の権利を尊重し、女性のエンパワーメントや男女共同参画社会の推進、リプロダクティブ・ヘルス・ライツの観点から、女性人材の登用や育業(育児休業)の充実等に取り組みます。

3-4 障害者の権利尊重
・障害者への差別禁止と必要かつ合理的な配慮の実施に努めます。
・障害者の交通安全教育の普及に取り組み、社会参加や理解の促進を進めます。

3-5 子供の権利尊重
・子供の権利を尊重し、その健全な育成を支援するため、子供向けの交通安全に関する教育の普及や、教材・機材・サービスの充実に取り組みます。

3-6 社会的少数者(マイノリティ)の権利尊重
・移住労働者など社会的少数者(マイノリティ)の権利を尊重し、ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂性)の観点から、これらの人々への交通安全教育の普及を含め、社会参加や理解の促進に努めます。


4.働きがいのある人間らしい労働の実現

4-1 国際的労働基準の遵守・尊重
・労働に関するILOなどの国際的な基準を遵守・尊重します。

4-2 結社の自由及び団体交渉権
・職員が組合を結成する自由及び団体交渉を行う権利を尊重します。
・職員との相談窓口を設け、定期的に面談を行う等により職員との対話を行います。

4-3 強制労働の禁止
・不当な身体的又は精神的拘束による、いかなる形態の強制労働も行わず、雇用に関する各種条件については雇用契約書や労働条件通知書を通じて職員の理解を得ます。また、人身取引には関わりません。

4-4 児童労働の禁止
・いかなる形態においても児童を就労させません。
・18歳未満の者を雇用する場合には、健康や安全が損なわれる可能性のある危険な業務への従事及び時間外労働や深夜労働をさせません。

4-5 雇用及び職業における差別の禁止
・採用選考、昇進、賃金・報酬、労働時間その他の労働条件等に関して均等な機会を提供し 、恣意的又は差別的な取扱いは行いません。

4-6 職場の安全・衛生
・安全や衛生に係る法令を遵守し、誰もが安心して働くことができ、安全や健康が守らる職場環境の整備と、交通事故その他の事故の防止、健康診断の実施やメンタルヘルス対策に努めます。
・テレワークや育児休業の取得推進等により、ライフ・ワーク・バランスや「仕事と育児」・「仕事と介護」の両立が配慮された働きやすい職場環境の整備に努めます。

4-7 賃金・報酬
・法令等で定める最低賃金額以上の賃金及び適切な手当を支払い、不当な賃金の減額を行いません。
・労働の価値に見合った、生活に必要なものを賄うことのできる水準の賃金・報酬となるよう、毎年度適切な水準の昇給に努めます。

4-8 長時間労働の禁止
・労働時間を適切に管理するとともに 、違法な長時間労働や過重労働による心身の健康障害の発生防止に努めます。

4-9 職場における暴力とハラスメントの防止
・職場におけるあらゆる形態の暴力とハラスメント(セクシュアルハラスメントやパワーハラスメント等)は一切許容しません。

4-10 職場における人材育成・研修の提供
・職員の適性や能力等に応じた能力開発、訓練等への参加支援を積極的に行い、身に付けた能力・スキルを適切に評価します。


5.経済社会の持続的成長への寄与

5-1 腐敗の防止
・公務員や取引先に対して、金銭、接待、贈答、その他の利益及び便宜を提供したり、要求したりしません。
・個人的な目的で会社の資産や経費を使い、または職権を利用して個人的な利益を図る等、協会の利益を毀損する行為を行いません。
・反社会的勢力には毅然とした態度で対応し、一切関係を持ちません。

5-2 公正な取引慣行
・独占禁止法や下請法などの遵守すべき法律を十分に理解し、談合や優越的地位の濫用、再販売価格の維持など不公正・反競争的な取引は行わず、公正で健全な事業活動に努めます。

5-3 知的財産権の保護
・他者が所有する知的財産権(特許権、実用新案権、著作権、商標権、意匠権やノウハウ等)を尊重し、許可なく使用しません。
・いかなる理由があっても、不正な手段により他社等の営業秘密を取得・使用しません。
・協会の有する知的財産権は、重要な協会資産であるという認識に立ち、これらの有効活用とその権利の保全に努めます。

5-4 責任あるマーケティング
・協会の教材、機材、サービス等の内容・特性をユーザーに理解していただくために、常に正しい情報を提供し、ユーザーの自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれのある不当表示は行いません。

5-5 情報の適切な管理
・個人情報保護規程、個人情報保護ポリシー等の協会規程等に従い、個人情報を厳重に管理するとともに、業務上知りえた機密事項が外部に漏洩しないよう、機密保持契約の締結等により適切に管理します。
・個人情報や機密情報の管理業務を外部に委託する場合には、委託先の管理体制の確認を徹底します。
・協会を退職しても、在職中に知り得た協会の営業秘密情報は、第三者に開示しません。

5-6 情報の記録と開示
・協会の事業活動等については、事後的な事業の実施・履行内容の検証等に耐えうるよう正しく記録するとともに、その偽造、改ざん等は行いません。

5-7 地域の経済社会への貢献
・現地での調達など地域社会に貢献する事業活動の実施に努めるとともに、交通安全運動その他の社会貢献活動に参加します。


6.サプライチェーン全体での協働

6-1 CSR方針・行動規範のサプライチェーンを含む外部への公表
・受託先や委託先などのサプライチェーン全体で協働しつつ社会的責任を果たすことを目的として、協会の社会的責任(CSR)に関する方針及び行動規範はサプライチェーンを含む外部に対して公表します。


制定・施行

  •  制定:令和6年11月26日
  •  施行:令和7年 1月 1日
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