[目的]
高等学校では多くの生徒が自転車を利用して通学していることもあり、高校生の交通事故では自転車乗用中の事故が最も多くなっている。しかし、学校現場の現状を見ると、通常授業に加えて学習指導、生活指導、進路指導など様々な業務が追加され、「交通安全」にかかわる指導時間が十分に確保できなくなっており、学校現場だけで十分な交通安全教育を行うことが難しい状況にあると言える。
自転車安全教育インストラクター初級認定講習会は、地域の交通安全センターとしての役割を担う自動車教習所(学校)の指導員を対象に、高校生に対する効果的な自転車安全教育の手法と知識を有するインストラクターを養成し、高等学校の自転車安全教育に寄与することを目的としている。
[認定対象]
自動車教習所(学校) 指導員
[認定講習会内容]
・自己理解を促すためのグループディスカッション手法と展開について
・屋外で実施する自転車教育の手法
・高等学校における交通安全教育の現状と進め方について
・高等学校生徒に対する自転車講習会開催事例について
・ディスカッション(屋内)・自転車実技(屋外)の指導案作成
[認定試験内容]
・ディスカッション及び自転車指導実技
・筆記テスト
[団体認定]
一定要件を満たした自動車教習所(学校)に対しては、団体認定を行う。