平成22年2月4日(木)と5日(金)の2日間、「平成21年度交通安全教育指導者研修会(主催:一般財団法人日本交通安全教育普及協会、後援:内閣府)が国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)において開催されました。 1日目は、原本憲子氏(聖徳大学大学院教職研究科准教授)による講義「子どもに対する効果的な交通安全教育指導について」と、蓮花一己氏(帝塚山大学心理福祉学部教授)による講義「高齢者に対する効果的な交通安全教育指導について〜高齢ドライバー向け教育プログラム〜」の2題が行われました。原本氏は、幼稚園での指導経験をもとに、幼児の行動特徴、地域の実態に即した指導の工夫、交通安全教育の評価の重要性等について話を進められ、蓮花氏は、車社会の高齢化の概説につづき、高齢者の運転行動の特徴に基づいて開発された高齢ドライバーへの教育プログラムの紹介、職業ドライバーの高齢化対策、高齢者に優しい交通社会のあり方等について講義を進められました。
2日目は、実践事例発表(神谷智子・愛知県刈谷市交通安全教育指導員、新保イミ子・新潟県聖籠町役場生活環境課専門交通安全指導員)、事例発表(加藤重樹・(財)日本交通安全教育普及協会課長)と班別研究協議(幼児対象、高齢者対象、行政上の課題に分かれて)が行われ、活発な意見交換、情報交換が行われました。 (本研修会は1975年(昭和50年)より毎年行なっています。)
平成21年1月26日(月)と27日(火)の2日間、「平成20年度交通安全教育指導者研修会」(主催:一般財団法人日本交通安全教育普及協会、後援:内閣府)が国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて開催されました。
1日目は、小川和久氏(東北工業大学教職課程センター教授)による講義「子どもに対する効果的な交通安全教育の指導方法」と、所正文氏(国士舘大学政経学部教授)による講義「交通社会における高齢者の問題」の2題が行われました。小川氏は、何を学ぶのか(教育内容)、どのように学ぶのか(教育手法)、英国にみる安全教育の動向、等について具体的に話を進められました。所氏は、高齢ドライバーをとりまく状況、イギリスの交通環境(ハンプ状の横断歩道等の紹介)、高齢者講習と認知症ドライバーをめぐる問題、地域社会におけるリエゾン機能、等について話を進められ、今後の交通社会のあり方への提言を行われました。
2日目は、垣本由紀子氏(立正大学大学院心理学科講師)による講義「運転行動と注意―注意・不注意は紙一重―」と実践事例発表、班別研究協議が行われました。垣本氏は、注意を阻害する要因とその対策等についてわかりやすく解説されました。また、班別研究協議では、活発な意見交換、情報交換が行われました。
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